ハローエブリワン
ピースボート115回クルーズ(8/24~12/5の105日間)に乗船した、やぎりんです
【2023年8月発】北中米&ヨーロッパコースのクルーズ旅行 | 世界一周クルーズ旅行ならピースボートクルーズ (pbcruise.jp)
今回は乗船した船「パシフィック・ワールド」のトラブルについて述べようと思う
先に事実を述べて、その後に筆者の推測・考えを述べるスタイルでいく
この記事を書く目的は2つ
- パシフィック・ワールドを管理・運航している会社に圧をかける
- これからパシフィック・ワールドに乗る、乗ろうとしている人のガッカリを無くす
(文字にすることで自分の毒抜きができてスッキリするというのもある)
▼注意事項
※今回述べるトラブルは実際に体験した実話(体験者は語る)
※会社から詳しい説明がなかったところは僕の推測をいれる
目次
パシフィック・ワールド
パシフィック・ワールド(Pacific world)号は日本のピースボートクルーズを企画実施する株式会社ジャパングレイスが、2021年春からチャーターを発表しているクルーズ客船である。
先代はプリンセス・クルーズが運行していたサン・プリンセス(Sun Princess)。
基本情報
経歴
進水 1995年1月20日
竣工 1995年11月11日
要目
総トン数 77,441 トン[1]
全長 261.3 m
幅 32.25 m
喫水 8.10 m[1]
主機関 ディーゼル・エレクトリック
出力 62,650馬力(総出力)
速力 21.4ノット(航海)
22.5ノット(最高)
旅客定員 1,950名(最大 2,250名)
乗組員 900名
by パシフィック・ワールド (旅客船) - Wikipedia
竣工・進水が1995年、僕が生まれた年が1997年なので2歳先輩になりますね(笑)
28年も経過していることもあり、船内・船外で至る所で老朽化が目立っていた
緊急医療搬送
船内にも医務室はあり最低限の医療は受けることができる。
しかし、あくまで最低限であるためそれ以上の医療はできない
クルーズの大半がシニア層
つまり、高齢者
そりゃ、世界一周クルーズのネックである「時間」「お金」を考えればそうなりますわな
さらにコロナの影響で3年間という歳月を待った方が多かった
コロナ前は元気だったけど、コロナに体が衰えた方が多く乗船したことになる(もちろん元気なシニアさんもたくさんいた)
今回のクルーズでは杖や車いす、シルバーカーを使用する人が目立った
(過去のピースボートクルーズに何回も乗った人からも同様の意見があった(俺調べ))
念願のクルーズを3年間も待ったのだから杖ついてでも、途中で倒れようとも乗ろうという気持ちは痛いほど分かる
が、緊急搬送は考え物だなと感じた
というのも、緊急搬送によってタイムロスが発生して寄港地が減ったからだ
緊急搬送は今回の115回クルーズで2回あった
1回目 9/5~6 ホノルル(ハワイ)からマンサニージョ(メキシコ)に向かう途中
2回目 9/21 パナマ運河航行中
※前回の114回クルーズでも緊急搬送はあったと聞いているので珍しいことではないと考えられる
緊急搬送のタイムロスにより
1回目→プエルトケツァル(グアテマラ)の滞在が1日減る、プンタレナス(コスタリカ)の寄港取りやめ
2回目→オーチョリオス(ジャマイカ)の滞在時間3時間半
※2回目は緊急搬送以外にもパナマ運河航行中の停電が影響している
となった
実害としてはオプショナルツアーのキャンセル
- 「グアテマラのコーヒー農園訪問(9/15実施)」 ¥25000円
- 「ブルーマウンテンコーヒー農園」 ¥17000円
※もちろん船都合のキャンセルなので返金された
筆者は無類のコーヒー好きなのでこのキャンセルはとても悔しかった(´;ω;`)
グアテマラが無くなったときも「ブルーマウンテンが残っているからいいや」
なーんて思っていたらまさかのブルーマウンテンも中止…
うそでしょ…(絶望)
ここで人生思い通りにいかないんだなぁという教訓を得た
あくまでこれは僕個人のミクロな話
噂では個人でツアーを組んだ人は数十万単位で大損した人もいるみたいです( ゚Д゚)
とは言え、人の命がかかっているから問題にしにくい問題である
ただ、緊急搬送で各方面で多額の経済的損失が発生していることは容易に想像できる
(3ヵ国分のオプショナルツアーが減ったしね)
とても冷たい話にはなるが、1人の為に多くの人が不幸になるのはなんか嫌だなと思った
(緊急搬送された人を非難しているわけではありません)
話が少し変わりますが、1回目の緊急搬送(ホノルル)では現地医療スタッフにバトンタッチするまでに1日以上かかっていた。
(ヘリを使わず岸壁に船を着岸させた)
緊急搬送の「緊急」とは何なんだろう?と考えさせられた
パナマ運河で停電からの断水
ブログではネタとして消費出来ますが、当時は最悪でした(^^;
ちなみにパナマ運河でも緊急搬送がありました。
幸いドッグ内ということで速やかに緊急搬送されたのでタイムロスがないかと思われた
しかし、お昼過ぎに停電が発生した(会社は電気系統の不具合と説明している)
電気はもちろん使えないのだが、水も使えなくなってしまった(会社は給水制限と説明している)
▼タイムテーブル(パナマ運河内)
9/21 10時ごろ 緊急搬送
↓
13時ごろ 停電
↓
15時ごろ 非常用電源が使用される
↓
すぐに断水となる(一時的に解除される)
↓
9/22 20時ごろ 断水解除
↓
9/27 謝罪文が書かれる
↓
9/28 謝罪文が届く
停電と断水で船内はもう悲惨だった
▼停電
- エレベーターが使用できないので足の不自由な多くのシニアさんが階段を使った
- 空調が停まったので客室がサウナと化す
- 自主企画でモニターが使えなかった(実害)
▼断水
- どこもトイレが使えなった
- 手を洗えない
筆者は停電で特に困ったことは無かったが、普段からエレベーターを使用しているシニアさんはかなり苦労していた
そして空調が停まり客室がサウナになったので、公共スペースで横になる方がかなりいた
実害としては、自主企画と言って旅客が自ら企画を催すというもので筆者は「日本一周動画を垂れ流す」というのをやっていた
しかし、停電の影響でモニターが使えず、小さいパソコン画面で動画を流した
(今となっては良き思いで)
しかし、断水はガチでヤバかった。悲惨だった
まず、どのトイレも使用できない(公共のトイレも使えないようにトイレの前に人を立たせて封鎖していた)
レセプションに「どこのトイレが使えますか?」と聞いたら
「どこも使えません」との回答
(どこでトイレを済ませろと?漏らせと言っているのか?)と言いたくなったが、言うだけ無駄なので素直に引き返しました
緊急事態だったので部屋のトイレ(筆者は3人部屋)でトイレをすました
が、手が洗えないのでひたすらアルコールスプレーで消毒するしかできなかった
現場の労働者の対応は致し方ないことは筆者も理解できる
が、責任をとるべき会社トップの謝罪・対応が遅かったのは腹が立った
結局トラブルの謝罪の文章が書かれたのが9/27、手に届いたのが翌日の9/28である
停電・断水が起きたのが9/21
その間の6日間何をやってたの?と、憤りを覚えた
しかも、そのトラブルを忘れてこれから楽しむぞ~!って時に
「前の緊急搬送、停電と断水ごめんね、5000円あげるから許して」って突然言われても火に油でしょ
その謝罪の文章と対応がすぐにされていれば誠意を感じる
しかし、遅れての謝罪はとりあえずやっている感じがあってイラっとした
まとめ
以上、ピースボート115回クルーズの1人トラブル報告会でした!
今回はピースボートのネガティブな側面を取り上げましたが、もちろんポジティブな側面もあります
ジムとサウナ・プールが無料で使えて、食事も不自由することがありませんでした
(唯一の救いだった)
いろんな国に安全に苦労せずに行くこともできた
ただ、今回のようなトラブルは会社から事前に説明されないし、過去のトラブルは問題にならない限り問題にしないのが今の会社です
旅事態には満足しているのですが、クルーズを運営している会社に不満がある・信用できないというのが筆者の考えです
最後にクルーズ船「パシフィック・ワールド」に乗る人へアドバイス
アドバイス・未来予想
筆者の結論 「割り切った考え方ができる人におススメできるクルーズ」
- 老朽化により更にトラブルが続出すると予想できる
- 個人ツアーは、遅延・行先変更で大損する可能性がある
- 船賃、ツアー料金は上がり、乗船人数・シニア&外国人比率増えて過ごしやすくなる
繰り返しになりますが、あくまでクルーズを全否定しているわけにはなりません
どの世界でもそうですが、悪い側面については会社は黙ります。それは事実であってもです
僕自身はそういう態度は気に食わないし、今回乗船した多くの人がその会社の態度にガッカリしました(俺調べ)
会社に対して異議申し立てした人も少なからずいますが、下でもみ消されました
(問題が問題として扱われなかった)
多くの人はもっといいクルーズになってほしい、次乗る人は僕たちと同じ体験をしてほしくない、ガッカリしてほしくないという考えが多いです。
(もちろん毒を吐くことで少しはスッキリするというのも少しある)
残念ながら今の船は責任をとるひとが不在(ダミートップ)。責任はたらい回ししてもみ消されます
この構造は今後も続いていくと予想できる。そしてじわじわと腐っていく
これが中立的にみた僕のクルーズ会社闇です
今回は毒多めの記事で疲れたかと思います
最後まで読んでくれてありがとうございます!
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